Manabu's profileManack's SpacePhotosBlogListsMore Tools Help

Blog


    30 June

    命の洗濯

    先週末は都会を離れて、2泊3日で山梨と長野の県境の方まで出向き、空気の良い森の中で過ごした。
    梅雨時なのにいやな湿気がほとんど感じられないのが素晴らしい。
    (反対に東京に帰ってきたときの蒸し暑さには改めて辟易したが・・・…)
     
    下の動画は帰り道、中央自動車道の大月付近を東京方面へ向けて走行中、の図。

      

    24 June

    ジンバブエって国は

    ジンバブエって国は、選挙の一つもまともにできないのだろうか。
    野党優勢になったら与党陣営が野党支持者に対して恐喝や暴力を振るうって、なんだそりゃ……。
    与党を支持しなければ迫害が加えられると分かっているなら、普通の市民は怖くて野党に票を入れられないだろう。そんなのまっとうな選挙には程遠い。
    そんな騒動が続いているもんだから、野党候補のツァンギライ氏は支持者の身の危険を感じてか立候補を取りやめてしまったようだ
     
    世の中にはとんでもない国がまだまだあるものだなぁ。
    21 June

    ブラウザ戦争?

    なんかFirefox 3が出て、フラウザ戦争再燃?! みたいな話題が聞こえてくるけど、ブラウザが2つも3つもあるといろいろ困ると思うんだけどなぁ……。
    Webデザイナーは複数のブラウザでちゃんと見られるようにチェックしなければならないし、だいたいからしてオープンソースって仕組みそのものが、ソフトを売ってご飯を食べるって商売をしている人たちにとって天敵のようなものだと思うのだが……。
    それにインターネット上のアプリケーションだって、APIさえ標準化されていれば、.NET FrameworkやAIR上で組んでしまえばよろしい。
    別に開発者、ユーザ双方にとって使いづらいブラウザ上のインターフェイスでわざわざ実装しなくてもいいわけだ。
    ともあれ、私はずっとこれからもIEを使い続けるぞ~。
    19 June

    コラボレーションは掛け算

    アーティストやクリエーターのコラボレーション(共同作業)って基本的に掛け算だと思う。
     
    2の能力を持った人が二人集まれば、作品の価値は4になる。
    1の能力を持った人と2の能力を持った人とで組むと、2の能力の人に助けられて1の能力の人でも2の価値をもった作品が出来上がる。
    ところが0.5しか能力のない人が2の能力の人と組んでも、その人に足を引っ張られて出来上がる作品の価値は1になってしまう。
     
    はたして自分は、1より高い価値を作品に提供できているか? 誰かの足を引っ張っていないか?
    常に己を磨きつつ、精進していかねば……。
    17 June

    ファイル超使いこなし術

    今日はちょっとマニアックなお話です。PCにあまり興味のない方はスルーしてください。(笑)

    普段何気なく使っているWindowsのファイル操作。フォルダを作ったりファイルをコピーしたり、などといった操作は皆さんおなじみだと思うけれど、一般にはなかなか知られていないにも関わらず、超便利な機能を個人的に最近よく仕事で利用するようになったので、この機会にご紹介をば。

    「リンク」と呼ばれているこの一連の機能。Webサイトのリンクと同じように、あるファイルやフォルダを指し示す別のファイルやフォルダ、といったような意味合いで、「ショートカット」というのは知ってる方も多いと思うけれど、リンクはそれとは似て非なるもの。
    いくつか種類があるので、ひとつひとつ説明したいと思う。

    まず「ハードリンク」と呼ばれるものは、ひとつのファイルの中身に対して二つ以上のファイル名や場所を与えるというもの。たとえば「風景の写真」というデータの含まれるファイルを作成した場合、そのデータを指し示すファイルは通常ひとつだけで、仮に"Documents"フォルダの中の"Photo1.jpg"というファイルだったとしよう。
    この場合"Documents\Photo1.jpg"ファイルのハードリンクを"photo2.jpg"という名前でデスクトップに作成すると、この風景写真のデータを指し示すファイルのエントリーが"Documents\Photo1.jpg"と、"デスクトップ\Photo2.jpg"のふたつ存在することになる。

    hardlink 

    ここで"photo1.jpg"と"photo2.jpg"の関係はまったく対等で、どちらかのファイルを開いて写真を編集したりするともう片方のファイルにも反映される一方、同じくどちらか片方のファイルを削除しても、もう片方のファイルが存在する限りこの風景写真のデータが削除されてしまうことはない。またショートカットや後述するシンボリックリンクとは異なり、どちらか一方のファイル名を変えても、もう片方のファイルからアクセスできなくなるというようなこともない。
    ハードリンクを利用すると、いろいろなフォルダに散らばったファイルをひとつのフォルダにまとめて管理したい時などに見かけ上一か所に集めることができる一方、中身のデータそのものはハードディスク上にひとつだけ存在するので、実際にファイルをコピーするような空き容量の無駄遣いを防ぐことができる。
    自分の場合仕事柄、たとえばゲームや劇伴のBGMを作るときなど、ひとつのプロジェクトで何十曲の楽曲を制作するのだけれど、いつも一曲ごとにフォルダを作ってそこに関連ファイルを置いていく。完成品のマスターWAVファイルも当然そのフォルダに入るわけだけれど、それとは別に全曲をCD-Rに焼いたりバッチ処理で一括でMP3に変換したりする場合に、個々のフォルダにファイルが散らばっていると都合が悪いので"Master"というフォルダを別に作ってそこに完成品のファイルをいままでひとつひとつコピーしていた。
    が、WAVファイルというのはサイズがでかいので、たとえば音楽20曲で合計500MBのファイルを全部Masterフォルダにコピーすると、ハードディスクの中身は実際に倍の1GBの容量を消費していることになる。そこでファイルをコピーする代わりにハードリンクを作成すればこのような容量の浪費を防げるし、オーディオ編集ソフトやCD-Rのライティングソフトなどのアプリケーション上からは、見かけ上通常のファイルと全く区別がつかないので実際にファイルをコピーするときと同じように作業ができる。

    もうひとつは「シンボリックリンク」というもので、こちらはハードリンクとは違い、Windows 95の時代からある「ショートカット」と同じようにあくまで別のファイルやフォルダを指し示すもの。ただしショートカットは厳密には"lnk"という拡張子を持った単なるファイルで、たとえばエクスプローラなどのソフトがその中身を解釈して処理しているだけなのに対して、このシンボリックリンクはファイルシステムの根幹の部分で実装されているのでファイル名自体は通常のファイルと変わりはないし、どんなアプリケーションからも利用できる点がメリット。たとえば"Documents"フォルダにある風景写真のファイル"Photo1.jpg"のシンボリックリンクをデスクトップに"Photo2.jpg"という名前を作成したとする。この場合前述のハードリンクと違い、ファイルの本体はあくまでも"Documents\Photo1.jpg"で、"デスクトップ\Photo2.jpg"はあくまで"Photo1.jpg"を指し示しているにすぎないので、"Photo1.jpg"を削除すると"Photo2.jpg"は参照先を失って開けなくなる。

    symboliclink

    このシンボリックリンクは特に、フォルダやネットワーク上のリソースに対しても張れるのが強力で、例えばCD-ROMドライブのシンボリックリンクを"cdrom"という名前で"Documents"フォルダ上に作成すると、CD-ROMドライブの中身を"Documents\cdrom"としてアクセスすることができるので、使い方によってはとても便利である。
    ただしこれはWindows VistaWindows Server 2008の新機能で、XP以前のOSでは利用できないのが難点か。(似たような機能でジャンクションという、フォルダにリンクを張る機能はXP以前のOSでも利用できるが、シンボリックリンクとの互換性はない)。

    さて、そんな便利なリンク機能なのだけれど、残念ながら標準のWindows エクスプローラから利用することはできない。コマンドプロンプトでmklink (Vista)やfsutil (XP)といったコマンドを使って作成するのだけど、今のご時世コマンドプロンプト、というのはいくらなんでも使いづらすぎる。
    そこで普通にエクスプローラでファイルのコピーやショートカットの作成をするような感覚でリンクを扱えるようにするソフトはないものかと探していたところ、非常に使いやすいツールを見つけたのでご紹介したい。
    "Link Shell Extension"なるこのツール、ハードリンクやシンボリックリンク、ジャンクションといった各種リンクをエクスプローラ上から利用できるようにするためのシェル拡張で、使い方は簡単。
    インストールした後にリンクしたいファイルの入ったフォルダと、リンクの作成先のフォルダを開いて、ファイルをマウスの右ボタンでドラッグ&ドロップするだけ。

    lse lse2

    作成元がファイルであればハードリンクやシンボリックリンク(Vistaのみ)が、フォルダであればジャンクションやシンボリックリンク(Vistaのみ)、さらにはハードリンクやシンボリックリンクの仕組みを使って元フォルダの中身を複製(Clone)することもできる。

    さらにエクスプローラ上で、ハードリンクは赤色の矢印、ジャンクションは鎖のマークがついて一目でそれとわかるのが非常に好印象(下の写真のシンボリックリンクについている青い矢印はVista独自の表示で、見た目はショートカットについている矢印と同じもの)。

    lse3

    PCを使い始めたばかりの人や、メールやWeb閲覧などにしかPCを使っていない人にとっては、なんだかややこしいだけであまりご利益がなさそうなこのリンク機能。ところが仕事などででPCをヘビーに使いこなして、ハードディスクにたまったファイル管理に日々悩まされている向きにとってはとっても心強い助っ人になることと思う。

    要注意 : Windows XP以前のOSでは、エクスプローラがジャンクションに対応していないため、上記の"Link Shell Extension"をインストールしていない状態で既存のジャンクションを削除すると、リンク元のフォルダの中身が全部消えてしまうのでくれぐれもご用心を。"Link Shell Exteinsion"では独自にエクスプローラの削除コマンドをインターセプトして、ジャンクション削除時にリンク元との関連付けを切り離すようになっているので、このような問題は発生しない。またVistaのエクスプローラでは標準でジャンクションをサポートしているので、ジャンクションを削除しても元フォルダの中身が消えてしまうことはない。

    10 June

    The 自衛

    最近物騒なので、街を歩くときも無意識に周りに注意を払ってしまう今日この頃。皆さんはいかがお過ごしですか?
    トラックが突っ込んできても轢かれないように側転の練習をする、ナイフを持った人が切りかかって来てもさっと手首をつかまえて捻じり上げられるように日々鍛練をする……なんてことはしないけど。(笑)
     
    例の秋葉原の事件は、BBCやCNNなどの海外メディアでもトップで伝えてたぞ……日本はこれからどうなるんだろう。
    05 June

    iPhone上陸で日本の携帯シーンは変わるか?

    ついにApple Computerの携帯電話、iPhoneソフトバンクをキャリアとして日本上陸を果たすが、これは「なんだか話題性のある斬新な端末が出る」などというレベルの話ではなく、閉塞した日本の携帯シーンに風穴を開ける、ある意味歴史の転換点になる大事件だと思う。
     
    日本の携帯は今や世界一高機能と言われ、高精細なカラー液晶やインターネット接続機能を備えているが、もともと音声端末から発展してきた経緯があるため、回線事業者(以下キャリア)がサービスやコンテンツ、端末の仕様などを一手に握ってしまい、端末メーカーの製品開発の自由を奪ってきた。そのため日本の携帯電話は高機能ながらも、どのメーカーもキャリア主導でどんぐりの背比べ的に横並びの製品開発を強いられ、そうこうしているうちに世界規模ではノキアやサムスンなどに太刀打ちできなくなってしまった。
    またユーザにとっても、キャリアお仕着せのサービスや仕様の範囲を超えてインターネットを広く活用することは困難だし、その結果携帯からインターネットに初めて入った人にとっては、ITリテラシーを身につけるのは困難になってしまったのではないだろうか。
    その点Apple Computerは名前の通りコンピュータの会社であり、電話ではなくPCがそのビジネスの中心のグローバル企業だ。(最近は携帯オーディオプレイヤーの方が元気な気もするが……)
    加えてここでのソフトバンクの役割はあくまで回線を提供することであって、端末やサービスの思想、仕様は純粋にAppleによるものである。
    前々から私は、キャリアというのは「回線事業者」の名が示すようにインフラ提供に専念すべきで、その上で自由に端末メーカーやコンテンツ企業にビジネスをさせるべきだと考えているのでこれは大きな前進だと思う。
    自分がiPhoneを導入することはしばらくなさそうだけれど、今回の動きは大変評価できるし、このことを契機に日本の携帯市場が少しでも健全な方向に向かってくれれば、と願うばかりである。
    04 June

    クリエーターを大事にしない会社

    テクモの板垣氏が同社と安田社長を提訴する声明を発表 (Impress Watch)

    テクモのゲームクリエーター板垣伴信氏が、会社から約束されていた報酬が未払いになっているうえ、社長の言動から重大な精神的苦痛を被ったとして会社を提訴していると同時に、同社を去る決意を固めたようだ。

    ゲームに詳しい向きならご存知の方も多いかと思われるけれど、板垣氏といえば対戦格闘ゲーム"DEAD OR ALIVE"シリーズやアクションゲーム"NINJA GAIDEN"で知られるTeam NINJAのトップで、今となっては数少ない、日本が世界に誇れるゲームクリエーターの一人だ。
    私自身、格闘ゲームはあまり得意ではないのでDEAD OR ALIVEはさわりしかプレイしていないけれど、NINJA GAIDENはここ4~5年の間ではHaloシリーズと並んでよく遊んだタイトルで、ゲームの本質のひとつである「キャラクターを動かしているだけで楽しい」という感覚を久々に日本のゲームで味わうことができた素晴らしい作品だ。

    今となってはゲームの開発力で欧米に大きく後れを取っている日本において、テクモがかろうじて世界市場でプレゼンスを発揮していけたのは、ひとえに板垣氏の功績によるところが大きく、言ってみれば彼は同社のゲーム会社としてのアイデンティティにとっての生命線に他ならないのだが、その会社にとって最もリスペクトされるべき人材がよりによって報酬未払いになっているというのはあまりにもお粗末な話である。それも従業員10人以下の零細企業ではなく、海外にも拠点を持つ上場企業が、である。

    思うに、日本のゲーム系コンテンツ企業というのは、クリエーターを大事にしない会社が多いと思う。自分が昔所属していた(そしてなくなってしまった)会社は割と高給だったと思うけれど、同業の知人の話を聞けば高卒の新人と間違われるような低賃金で、しかも開発タイトルのマスターアップ前ともなれば地獄のようなサービス残業を強いられるクリエーター従業員が大勢いるようだし、その一方で、タイトルがヒットしてもその利益や作品の権利はほとんど会社が持って行ってしまう。自分の周りでは、そんな会社にいつまでもぶらさがっていないで独立すればもっとチャンスが広がるのに、と思えるようなクリエーターを何人も知っているし、自分自身がこういった、クリエーターを大事にしない会社の餌食にならぬよう自衛を心がけているつもりである。
    こういう話をするとゲーム会社の経営陣が口を揃えて言うのは、「それじゃあ誰がお金を出しておまえは作品を作らせてもらってるんだ」という論理だが、板垣氏ほどの有能な人材にお金を出す会社などいくらでもいる。対してクリエーターの個性は唯一無二のものだ。そのことがテクモの首脳陣に理解されていないということは、今日になって出された同社のプレスリリースの文面にも如実に表れている。

    板垣氏がこれからどのような道を歩むのかはまだ分からないけれども、願わくばこれからも「世界で戦える日本人ゲームクリエーター」として存在感を発揮し続けて頂きたい。そして、すでにして体験版の出来栄えがきわめて素晴らしかった、明日6月5日発売の同氏のテクモ最後の作品「NINJA GAIDEN 2」を楽しみに待ちたいと思う。