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    15 June

    トラスティベルには惹かれない

    昨日発売になったXbox 360専用ソフト「トラスティベル ~ショパンの夢~」。
    何やら前評判もなかなかよく、TVCMや電車の車内ディスプレイの広告などを使った大々的なプロモーションの効果もあいまってか、これの発売と同時にゲーム機本体の購入を考えている方がけっこうな数いらっしゃるようで、そういう意味では我が国のXbox 360陣営にとっては頼もしい存在と言える。
    ところが私、個人的にこのタイトルにはあまり惹かれるものがない。
    というのも内容や雰囲気が、PS全盛期に幅を利かせて日本人のゲーム離れを引き起こす一因にもなった「和製RPG」の権化のような作品に思われるからだ。
     
    確かにトゥーンシェードを駆使したかわいらしいキャラクターたちの演技や、作曲家ショパンをモチーフにした独特の世界観は他にはないキラリと光るものがあるし、日本人クリエーターの繊細な感性がいかんなく発揮された素晴らしいものだ。
    でもゲームにとって一番大事な要素とは、そういった見た目のきれいさや感動的なストーリーといったもの以上に、遊んでいるその瞬間ごとの楽しさや、一度エンディングを迎えてもまたプレイしたくなるような遊び方の懐の深さ、または他のプレイヤーとスキルを競えるような仕組みではないだろうか。
    先月配信された体験版を遊んでみた限りにおいて、残念ながらこの作品からそういった「ワクワク感」はあまり感じられなかった。
     
    純粋にストーリーを楽しむメディアとしては、ゲームよりも映画や小説、アニメといったものがやはり適しているし、ゲームがストーリーを語ることに傾倒しすぎると、例えば主人公の移動や戦闘といった、本来ゲームならではの要素が、単にストーリーを進めるために行う「作業」になり果ててしまう。
    非日常の世界に入り込んでスリル溢れる冒険や、異世界の住人になりきってその世界で第二の人生を送るような興奮を味わえる、本来の意味でのRPGとしては、私はこの「トラスティベル」よりむしろ、来月発売の「The Elder Scroll IV -OBLIVION-」を本命視している。
    プレイヤーの意思によって世界を救う英雄にも凶悪な犯罪者にもなれ、またさまざまなクエストをこなしつつ財産を貯えてその世界で自分だけの生活を送れる自由度の高さ。
    それは、制作者によって決められたレールの上を受動的に辿るだけになってしまった、日本の退屈なRPGシーンにとって良いカンフル剤となるのではなりだろうか。
    01 June

    どうして? 理不尽! 年金問題

    連日ニュースのトップを賑わしている、いわゆる「消えた年金問題」。
    うちは自営業者なので国民年金に加入しているけれど、お金を取る時は社会保険庁の職員がわざわざ玄関先までやってくるのに、国民から預かった大事なお金の管理はずさんそのもの。支払った記録を紛失したというのだから、怒りを通り越して呆れてモノが言えない。
     
    それにしても連日の国会運営で、議論もそこそこに強行採決を連発する与党に非難の雨あられを浴びせかける民主をはじめとする野党三党。
    一見彼らの主張は正論に思われるけれども、実は与党にこういったアクションを取らせているのは彼ら自身ではないのか。
    ロクに対案も出さず揚げ足取りばかりしていても議論にはなりえない。
     
    ともあれ「消えた年金」に関しては形に残る証拠がない以上、救済策といってもやはり限界があるだろう。
    そこをどう国民に納得させ、年金問題のみならず大局的なプラスマイナスでプレゼンスを高められるかが勝負のような気がする。