08 January
実は年末にメインの作業環境を3年ほどお世話になったDELLのPCからMacBookへ完全移行した。
MacBook自体はiPhoneの開発環境を触ってみたかったのと、気軽に持ち運べるサブマシンが欲しくて夏に買ったものだけど、OS X版のCubaseのパフォーマンスに感動し移行を決断した。
というかWindows版のCubaseはなんであんなに重いのだろう。Windows Media Playerと一緒に使っていると描画が信じられないくらい遅くなるし、頻繁にGUIの文字が欠けたり、オーディオ処理が追いつかずノイズが乗ったりする。起動や終了も遅い。
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Windows版のCubase。ダイアログの文字が欠けたりする。楽器屋のデモ機でも再現するような明らかなバグなのに開発元から一切アナウンスがない。
一方OS X版は上記のような不具合はまったくなく、いたってサクサクである。もしかしてSteinbergはWindows版の開発に手を抜いているのではあるまいか、と思えるくらいの差である。
まあ、そもそもデュアルXeronのタワーPCより最新(今は新機種が出たので最新ではないが)のノートのMacBookの方がパフォーマンスが良いという恐ろしいご時世だけれど、このWindows版Cubaseのパフォーマンスの悪さはそれ以上の、ソフトの作りからして欠陥を抱えているものだと思わずにはいられない。
現在の作業環境。デスクの左下にある白いまな板のようなものがMacBook。その下はいまやMacBookの台座と化してしまったのDELL Precision 470 Workstation。
移行に際しては自分でも驚いたのが、トラブルが皆無だったこと。夏から触っていてMacの使い方や作法にじゅうぶん慣れていたから、というのもあるけれど、それにしてもこうもあっさり移行できるとは思わなかった。やったことと言えば仕事用のデータのバックアップを取り、MacのDocumentsフォルダにそのままコピーしただけである。
さらに手持ちの音楽系のソフトはCubaseをはじめ、ソフトウェア音源やプラグインエフェクトなどほぼすべてWindowsとMacのハイブリッド版だったので、Macに乗り換えるのに全くと言っていいほど追加の費用がかからなかったのが素晴らしい。(Windows版とMac版が別ライセンスで、アップグレードも相互にできないAdobe製品も、これはぜひ見習ってほしい(笑))
結局追加で買ったものと言えばApple純正のキーボードとマウス、それからシェアウェアで$25のFTPクライアントだけである。
環境構築完了。ちなみにMicrosoftから提供されているRemote Desktop Clientを使って、Mac上からDELLのPCにアクセスできるようにした。
ついでにメールボックスやコンタクト、カレンダーなんかのPIMデータや、ブラウザのお気に入りはもとからMobileMeで自動で同期されているので、こちらはまったく何もしなくてよい。スバラシイ。
一通りアプリケーションのインストールとアップデートを終えて、バックアップから書き戻した仕事用のCubaseプロジェクトを開くと、何事もなかったようにMac OS環境でこれまで通り作業ができるようになった。
パフォーマンスもWindowsで使っていた時よりはるかに快適で、描画も早いしオーディオもドロップしない。
とはいえ毎年この時期になるとお世話になる会計ソフトの弥生会計やInternet Explorer、波形編集ソフトのSound ForgeなどWindowsならではのソフト`、Mac版を持っていないPhotoshopやIllustratorなど、Windowsはまだまだ必要なので、DELLのPCを必要になったら立ち上げるか、Parallels DesktopやVMWareなどを買って両OSを併存させるかするつもりである。
Mac OSのインターフェイスも気に入っているし、このままだと巷で言うApple信者になってしまいそうだ。どうしよう。(笑)
06 January
ちょっと遅くなりましたが、皆様新年明けましておめでとうございます。
2008年はみなさんにとってどんな一年だったでしょうか。
自分にとっての2008年は前半はいろいろと停滞して時間を浪費してしまったものの、後半はとくに仕事が充実していて(かなり忙しかったものの)実りの多い毎日を過ごせ比較的満足しています。
今年はその勢いを維持しつつ、さらに満足の行く活動ができるよう努力を続けていく所存です。
去年は、米国の住宅ローン問題に端を発する、80年前の大恐慌の再来とも言われる世界的な経済危機に見舞われ、日本国内にも円高による製造業の業績悪化をはじめ計り知れないダメージをもたらしました。
マスコミの論調もあまり明るくないものが多いのですが、個人的にはむしろ80年代のバブル崩壊以降、一貫して日本の政治や経済が国際的なプレゼンスを失い続けるに至る元凶となっている、古い仕組みや組織に一度引導を渡し、この国の新陳代謝を健全な状態に戻すための、いわば「創造的破壊」をもたらす通過儀礼として前向きな意味のあるものになるのではと少しは期待しています。
とはいえこの国の政治には現状まったく希望が持てません。形骸化した組織やシステムにがんじがらめになり、自らの保身しか頭にない老人たちの支配する腐敗しきった自民党にはもちろん、国民の利益を追求するという政治家の存在意義を忘れ、本来その手段であるべき政権を取ることそのものが目的化してしまい、脊椎反射のように自民党の政策に異を唱えるだけの民主党もしかり(そもそも代表の小沢一郎氏自身もとは自民党出身ですから、早い話が彼らはみんな同じ穴のむじななのですが……)、ましてやいまだに「憲法9条を守れ!」などと寝言を言っているようなその他野党など論外です。
経済に関しては、とっくに死期を迎えているのに過去の成功体験を抱いたまま国や銀行に無理やり生かされ続けている(とくに製造業系の)大企業にはなるべく早く成仏してもらい、情報化や国際化のさらに進むであろうこれからの世の中に適応できるだけの新しい世代の企業や、ある程度リスクは伴いながらも大きな可能性を持ったビジネスに積極的に投資が行われるような市場の気運が早急に求められます。
だがしかし政治と経済は表裏一体。上に書いたようなことは頭では分かっている方も多いとは思うものの、実際の実現可能性は極めて低いと予想せざるを得ません。
ところがこういったドラスティックな変革が日本で実際に行われたことは実は過去にありました。19世紀の幕末におけるペリー来航から開国、そして明治維新と文明開化によってわが国は信じがたいスピードで欧米列強と肩を並べるほどの近代国家へと変貌を遂げたのです。
また太平洋戦争でアメリカに敗北したことも、その後の昭和時代に日本が経済大国としてわが世の春を謳歌することになったきっかけといえるでしょう。
そんなわけで今の日本の停滞も、何か外からやってくるブレークスルーによって息を吹き返すことがあるかもしれません。結局日本人というのは、いろいろと新しいものへの適応力は高いけれど、その一方で何らかの外圧がなければいつまでたっても自分を変えることができない、そんな民族なのかもしれません。
今年はわが国にとって、どんな一年になるのでしょうか。